【2020年度 優秀賞】オフィス松原 松原眞人さんインタビュー
「人形メカニズム製作」の事業を行っています。テーマパーク、アミューズメント施設のメカニズム設計製作、CM・テレビ・映画など、映像に登場する動物等を動かすメカニズムの製作~撮影現場での出演動物ロボットの操演等を主な仕事として来ました。
コロナ禍で苦境に陥っている世の中にむけて、自社の得意なロボット製作技術を使って出来る事として思いついたのが、「無観の客席に人型応援ロボットを設置する事」でした。ビジネスプランとして以下の内容を提案しました。
人型ロボット(メカ露出型・上半身)に目と音声の代わりのスマホを付け、無観客の客席に設置します。自宅のお客さんがスマホなどと、ロボットと双方向通信し自宅に居ながら現場客席で試合等応援します。スポーツ観戦・コンサート・観劇等コロナ禍で無観客あるいは半減となった客席に人数制限に含まれないロボットを設置し、座席を売りたい主催者側、自宅に居ながら現地に行きたい客側のニーズに応える応援ロボットを製作・レンタルします。
また、新しい生活様式においては、ロボットにより非対面・非接触・遠隔で受付・案内等の業務を行うことで、対応スタッフやお客様の負担軽減、感染リスクを低減する事が求められてきており、当社のロボットの別な用途として考えられます。
今回の「無観客客席用応援ロボット」は自社メカニズム設計製作の範囲内により、「スケルトン仕様・メカ露出型」でしたが、「シリコンスキン外装のリアル人型ロボット」「FRPプラスチック外装の疑似人型ロボット」等、どんな仕様のロボットでも製作が可能です。
ーコンテストに参加しようと思ったきっかけは?
「西東京市ビジネスプランコンテスト2020特別編」の応募募集のチラシが商工会から送られてきたことです。「コロナ禍での新生活様式に関わる提案」を目にして、このコンテストこそが「無観客客席用応援ロボット」発表の場であると確信し、応募しました。
ービジネスプランコンテストに参加して、得られたものは何ですか? 苦労した点についても教えてください。
コンテスト参加し自社オリジナル企画・自社のロボット達を広く公開出来た事、これまでににない領域でのビジネスチャンスが得られた事、公の場にむけて自己PRを行うという、日常では有り得ない貴重な経験を得る事が出来ました。
企画のプレゼンテーションを行う事自体が初めてなのも有りますが、ロボット達の魅力をいかに伝えるかに苦慮しました。オンラインの現場に持ち込み動作させたかったのですが、自社での動画収録・編集した映像を見てもらう事となりました。
ーこれから第一歩を踏み出す方へメッセージを!
自己の得意分野を活かして、今の世の中に必要とされているものを提供するという「使命感!」
「無観客客席用応援ロボット」は新生活様式の感染防止対策を主な目的とした、無観客の客席・自粛生活を支援する事業でした。
今の世の中に求められている「新生活様式」は感染防止対策だけではありません。「コロナ感染症による災害」が人類に問いかける問題を、地球環境破壊に邁進した人類の「世直し」をするきっかけとして捉える事ができます。
現状の生活様式のままで進んでいくと人類滅亡は見えてきていると提唱されています。
・地球温暖化防止脱炭素対策
・持続可能な新たな食習慣のための事業
・世界の水不足対策
など問題は山積みです。
このような問題へ私のロボット製作の技術を活かしていきたいと思います。
大好きなことを通して、生涯世の中のお役に立てることを最高だと感じています!
ー🎥当日のプレゼンテーションはこちらからご覧ください
ーオフィス松原 について
西東京商工会・工業部会経由でお問合せください。
http://nishitokyo-sci-industry.jp/