【2023年度 西東京商工会賞】nekonare 浦田学さんインタビュー

今回発表した事業は、迷子ペットの解決サポートサイトの運営です。散らばった情報を「調べて」「整理する」作業にかかる時間を一手に引き受け、一度の手続きで効率的に得られるサービスを提供しています。

全国の「ペットを迷子にしてしまった飼い主」と「迷子の解決をサポートする関係者」を迅速に結びつけます。また、副次的な効果として、迷子ペット業務を行っている関係機関(保健所、動物愛護センターなど)のDX化を支援し、業務にかかるコストを削減できます。このサービスの運営に際し、築いたコネクションとノウハウを駆使し、今後は新たなサービス(保護動物の譲渡サポート、後継人探しサポートなど)も展開していく予定です。これらのサービスを通して、飼い主の動物適性飼育の認識をアップデートします。

東日本大震災でペットが被災し、野生化した事実を知りました。自衛官時代に災害派遣で現地でそれを目の当たりにし、動物に関連する、自分ができることがあればやりたいと思うようになりました。その思いと、その後転職したIT企業で培った経験を生かして、「AIとICTを駆使してペット共生を目指す」を実現するために”nekonare”の屋号で創業しました。

ーコンテストに参加しようと思ったきっかけは?

きっかけはふたつあります。

ひとつは、このコンテストをきっかけに、私が目指している「ペットとの共生」について全国に発信していきたいと考えたからです。まずは、私が住んでいる町である「西東京市」の市民、つまり身近な方々にペットの迷子に関する情報を知っていただきたかったため、西東京市のコンテストに参加しました。

もうひとつはプロモーションのためです。「ペットとの共生」を実現するには、さまざまな課題を解決する必要があり、そのためには行政との連携が必要不可欠です。プロモーションを行うことで、行政との連携がよりスムーズに進むと考えたからです。

ービジネスプランコンテストに参加して、得られたものはなんですか?

発表用の資料を作成する過程で、これまで見過ごしていた課題が浮かび上がったり、逆に競合他社にはない強みを見いだせたりしました。それらを言語化することで、目標達成に向けたアイデアがより磨かれ、これからやるべきことが明確になりました。

コンテストに向けての準備の過程で、様々な場所に足を運び、様々な方と交流することで、ビジネスにおいて社会や人との良好な関係を築く大切さを再認識する良い機会となりました。

ーコンテストに参加して、苦労した点についても教えてください

私の事業プランは他のコンテスト出場者と比較して、マネタイズに関しては弱い部分があると自覚しています。また、「ペットの迷子」という馴染みのない概念を限られた時間の中で簡潔に伝えるために、 視覚的にわかりやすい表現となるように苦労しました。

ーこれから第一歩を踏み出す方へメッセージを!

無料で試せることが世の中にはたくさんあります!実際、私は生成AIに助けを借りながらプロダクトを作っています。失敗して取り返しのつかないことなんて、実はそんなにありません。

たくさん挑戦して、小さな失敗から学び、成功体験を積み上げましょう!壁にぶつかったときは、ぜひ連絡先からお知らせください。お手伝いできるかもしれません。

ー🎥浦田さんの当日のプレゼンテーションはこちらからご覧ください

ーnekonareについて

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